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2015年11月20日金曜日

進行性の胃がん

妹が死んだ。
進行性の胃がんだった。 妹が亡くなったのは約1年前のこの時期だった。

胃を全摘出してから約1年半後だった。 医者からは余命『約1年半、持っても2年です』と余命宣告をされていた。 でも、家族は妹にこの余命を知らせてはいなかった。
 
その後、妹はガン組織が転移した箇所の手術を行ったが、日に日に弱って行くのが見ていても辛かった。 最初の手術の後、1年位は普通に生活がおくれるくらいに元気だった。

が、妹が亡くなる3ヵ月ころから再々入院。 医者からは、『覚悟を決めておいてください』と最後の通告めいた言葉を言われた。 この頃の妹は激痛を抑えるモルヒネのパッチを貼っていた。 最後は会話ができないが、手でサインで我々の言っている事を理解しているという意思表示をしていた。 その意思表示の手のサインが亡くなるほんの直前まで続いていた。 そして、突然逝ってしまったのです。

ここまでが、長いですが前提です。
妹が胃ガンで亡くなった上記の話を友人夫婦にしたのが今年の2月。 で、この夫婦の旦那が8月の中旬に進行性の胃ガンで彼の胃が全摘出されてしまった。

妹の悲惨な最後の話をしている私は、彼になんと言って良いのかが分からなくて、『へ~』としか返せなかった。 この夫婦にはこれからも頻繁に会うことになるので、どのように接していけばよいのか・・。