2011年2月20日日曜日

重体患者より先に俺を診ろ!

香川県内の医療機関で、職員が患者から暴力や暴言を受ける被害が深刻化している。 先月には県内で、傷害や暴行の疑いで逮捕される患者も相次いだ。

これらの「院内暴力」に対処するため、ここ数年、専門部署を設置したり、警察OBを常駐させたりする病院も増えている。

「何で俺を先に診察せんのや」。
先月初旬、ある病院の救急処置室。路上で倒れ、救急車で運ばれてきた男が声を荒らげ、男性医師に突っかかった。病院には当時、心肺停止状態の別の患者がおり、その処置を優先したことに激高した。

職員や看護師6人が取り押さえようとしたが、男は医師の胸を数十回突き飛ばし、病院が警察に通報。 男は暴行容疑で逮捕された。

これが近年の日本の病院事情のようです。

私がニューヨークに居たときのお話。
友人が自転車で夜中街中を疾走している時、信号無視をしたタクシーと激突!

そして救急車にて病院へ搬送。 友人は複雑骨折を含む重体。 私は、友人の奥さんから万が一の時の通訳を頼まれて病院へ直行したのです。

その病院の待合室で待っている時、両脇を警官に抱えられ手錠をかけられた黒人さんが入って来ました。 黒人さんは肩を撃たれていたようで、タオルが血で染まっていました。

でも、警官と3人、待合室の長椅子に座ったのです。 この時、彼の両サイドの警官は笑顔を見せながら仲間トークの談笑です。

次の瞬間、突然、黒人さんが、前の椅子を蹴って『俺は拳銃で撃たれて肩を怪我しているんだ! 医者は何をやっていやがるんだ! 俺の治療をさっさとしろ!』と大暴れしだしたのです。

それを両サイドの警官が彼の両足の膝カックンをしかけて床に倒して押さえつけたのです。 ちょうど、そこへ医者が注射器を1本持って治療室から出てきたのです。 倒されている黒人さんのキズを診て、『ああ、これなら大丈夫だよ。 死なないから。 とりあえず痛み止め打っておくから。 君の前に、この人たちが待っているから、君の番が来たらよぶから。』って、何事もなかったかのように注射を打ってた。

銃で撃たれている彼の前には3人の人たちが順番待ちしていたのです。 その時、彼に注射をしていったお医者さんは若い女医さんなのです。

ニューヨークに住んでいたと言っても、銃で撃たれた人を目の前で見るなんてことは無かったので、これには驚きました。 銃で撃たれた人の治療は最優先かと思っていたのですが、順番待ちをさせれているってことにも驚きました。 銃で撃たれている人を診ても女医さん顔色すら変えなかった。

それと、驚いたのは、タクシーと激突して地面に叩きつけられて意識不明になっていた友人の両手には弁護士の名刺が数枚握らされていたのです。

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